人間というのは、どこまで優しくなれるのだろうか。
人間というのは、どこまで強くなれるのだろうか。
人間というのは、どこまで高潔になれるのだろうか。
幸いなことにその答えは——どこまでも——だ。
人間というのは、どこまで意地悪になれるのだろうか。
人間というのは、どこまで残忍になれるのだろうか。
人間というのは、どこまで卑劣になれるのだろうか。
残念ながらこの答えも——どこまでも——だ。
どんなに高潔な者でも卑劣な心の種を持っているし、
どんなに残忍な者でも優しい心のかけらを持っている。
己の未熟さを知り、それを怖れる者だけが、
過ちから逃れることができるのだ。